第18章 火球の授業と魔法属性

先生が教室に入ってきた瞬間、ざわめきはすっと引いた。アルビンがパンパンと手を叩き、全員の視線を集める。

「先週は各属性の初級技能を一通り紹介したな。今日の授業は火球術の実技だ。――呪文は覚えてきたか?」

この世界の魔法属性は十。風・火・水・土・木・雷・氷が「元素魔法」と呼ばれ、残る光・闇・空間は特殊系に分類される。

元素系は、才能さえあれば誰でも扱える。違いが出るのは、どの属性が得意か――ただそれだけだ。一方、空間系は高位の魔法使いなら理論上は使えるものの、少なくとも上級魔法使い以上が前提になる。だから王立学院では空間系を教えない。

光と闇も、基本的に授業では扱わない。光は教会がほぼ...

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